あけましておめでとうございます。
今年も元気にスタートを切らせて頂いております!
私、今年は厄年ということもありまして、、、
付き物落としの意味合いも込めて新四国(知多半島一周)を大晦日の朝から1月5日まで歩いて満願して参りました。
元々歩くのが好きな故、知多半島住まいの私としては一度やってみたいと兼ねてから思っており、年末に向けて準備を着々と進めておりました。
まずお遍路に必要なものですが、、
一番の霊場、豊明市の曹源寺で揃えることができます。
この他にもちろん数珠とお賽銭は必要ですね♪(笑)
そして今回の目的は心の浄化、そのために連日独りきりで帰宅せず通し打ちすることを前提に計画しました。
そこで少々問題になるのが宿の問題です。知多四国は本四国ほど遍路専用の宿が無く、連日で通し打ちするのには不便とも言えるでしょう。そこでインターネットカフェを宿代わりに利用しながら歩こうという考えに落ち着きました。
しかし、知多半島は西側の常滑、東側の半田より南にはインターネットカフェがないんです。
そこで考えたのは本来の豊明からスタートして大高に戻ってくるという順序を変更し、先にインターネットカフェで泊まりながら歩き繋げるエリアを設定するために野間から北上し、半島を一周し内海を経て野間に戻るという順序で周ることにしました。
私は50番の野間大坊内大御堂寺からスタートし49番吉祥寺でゴールという周り方をしました。
納経帳の御朱印可能な時間帯も考え、早朝から夕方まで毎日歩いて六日間で満願しました。最初の4泊はインターネットカフェ、五泊目だけは知人のご協力で南知多に泊まり、余すことなく歩くことができました。
せっかくなので、お遍路中に撮った写真を一部ご紹介致します(笑)
この野間駅に車を駐車して歩きはじめました。駐車料1日300円、一週間分の料金を前払いしておきましたが安い!近隣のお寺に頼めば預かってくれたかも知れませんが、、笑
霊場 51番、野間大坊。こちらはお砂踏みといって赤い杭の間を歩くと四国八十八ヶ所霊場をお遍路したのと同じご利益があるそうです、、笑
野間エリアの参拝を終え、坂井海水浴場あたりを歩いたときの風景です。景色を楽しむのも歩き遍路の醍醐味ですね♪
第65番霊場、 相持院の山門です。初日はここが最後の霊場となりました。納経の際、私が歩き遍路中と告げると会話もはずみ「頑張れ!若き整体師!」と最後に激励の声を頂きました。そのうえ、たくさんの食べ物のお接待まで受け、、(泣)
相持院さん、お接待本当にありがとうございました!近いうちに満願の報告とお礼参りへ訪れます!初日は名鉄線でセントレアまでお風呂に行き、常滑インター近くのネットカフェ(ログキャビン)に泊まりました。
霊場67番、 三光院。二日目も早朝からお遍路♪すがすがしい気分ですね。
知多四国の霊場に貼ってあるポスター。これを見ると、やっぱり知多四国八十八ヶ所を歩き遍路していることの嬉しさを改めて感じました。
霊場79番、妙楽寺境内。左が知多四国を開創した亮山阿闍梨と右が弘法大師の像です。
霊場80番 栖光院。樹齢700年の大楠と仁王門は、かなり見応えありますよ。
栖光院境内から見た楠。しばらく見とれてしまいました、、笑
二日目の元旦は東海市の霊場86番まで全て参拝し、共和駅付近の喜多の湯に寄り、ネットカフェ自由空間を宿にしました。
三日目早朝。5番霊場、大府市の地蔵寺。本日の目標は阿久比まで到達すること!
知多四国霊場最北端に位置する87番霊場、大高市の長寿寺。参拝した後、鳴海駅まで歩き、1番霊場最寄りの前後駅までだけは名鉄を利用しました。
1番霊場、曹源寺境内。三日目午前中、知多四国本来のスタート地点まで来ました。
曹源寺、大師堂。全ての霊場には大師堂があり、ここでお遍路のお努めを行います。ちなみに私は、全ての霊場においてローソク線香を立て、声高らかに読経も唱えて参りました。恥ずかしがらずに行いましょう。笑
15番霊場、阿久比町の洞雲院山門。
洞雲院境内。三日目はこちらの霊場で終え、ログキャビン阿久比店を宿にしました♪ちなみにお風呂は半田コロナで 笑
四日目、阿久比から亀崎へ。54番霊場、海潮院の大師堂に奉納されている 五鈷杵(ごこしょ)。 五鈷杵(ごこしょ)について詳しくは→こちら(法輪堂さんHPから引用させて頂きました)
五鈷杵の上にある経本が実際に知多四国のお努めで唱えるお経です。この後、半田→武豊→美浜へと、、
美浜町にある番外霊場、影現寺。通称、時志観音としても有名な霊場です。この後、26番弥勒寺まで礼拝し河和駅まで歩き四日目は終了。宿泊は青山駅まで戻り、快活CLUBで♪この日も半田コロナの湯を利用! 笑
5日目早朝、青山駅から始発で昨日歩き終えた地点の河和へ。誰もいない、、、笑
霊場第29番正法寺。本日、知多半島の最南端エリア。日間賀島、篠島→豊浜へ 南知多町、上ノ山公園。ここは修行大師像が海に向かって建立されており、春の桜が満開の時期には見事な景色になるそうです。この後、いよいよこの知多四国で個人的に待望していた上陸大師像に会いに! 野間からここまで歩いてきた想いに少しひたっていました、、笑 そして、晴天でここに辿り着いたことに感謝、、泣 上陸大師像については→こちらを参照 次はいよいよ日間賀島、篠島へ、、
日間賀島、東港を降りるとシンボルのタコがお出迎え、、笑
37番霊場、日間賀島の大光院。
せっかくなので日間賀島の東港「大海老」で名物、”たこぶつ”と”大あさり”を頂きました♪
さらば日間賀島!篠島へレッツゴー♪
篠島には3箇所の霊場があるためか、知多四国公式のキャラクターを使った看板なんかも見られました。お寺の写真は撮りませんでした、、
篠島から師崎へ戻り、豊浜方面へ向かう途中で撮影した夕日。いよいよクライマックスかとしばしたそがれる僕、、笑 本日は40番の影向寺まで歩き、知人に車でピックアップして頂き山海に宿泊しました♪翌日は影向寺の礼拝からスタート!
1月5日早朝、影向寺まで送って頂き礼拝。順調に行けば、本日満願予定!
43番霊場、岩屋寺。こちらのお寺は南知多の霊場でも随一の大きさを誇る立派な佇まいです。
番外霊場、岩屋寺奥の院。このたび、18年振りに訪れました。実はこの場所、私が開院した理由のエピソードにつながる運命的な霊場なんです。この度は、いまある自分へ導いてくださった弘法大師様へ感謝と懺悔の念を込めて礼拝致しました。
そして、いよいよ今回の知多四国最後の霊場、吉祥寺。こちらのご住職、私が歩き遍路でここまで通し打ちしましたと告げると、大変興味を示して下さり、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。まさに、歩き遍路の最後を飾るには最高の思い出です。1月5日午後、大晦日から6日間で無事満願しました!
そして満願2日後の1月7日。八事の興聖寺へ結願に行って参りました。おなじみの五重塔と大仏。迫力です、、
住職が力強く丁寧に手書きの御朱印をして下さいました。これで本当に最後、感無量です、、。納経帳は宝物に♪
今回の知多四国歩き、東浦町出身の僕としては故郷を見直す良い機会になり、本当に楽しかったです。知多半島を再度誇りに感じました。今年の自分は厄年、時間があればまた休日を利用して二周目のお遍路に行くのも厄落としになるならチャレンジしたいと思います!
こちらの本の表紙に書かれた「迷ったときは歩いてみる 弘法大師の励ましの道を」大好きな言葉になりました♪
そうです、迷いがあるときは歩き遍路に出掛けてみればいいのです。そして、とことん自分をひたすら歩きながら見つめ直す。これぞ無への立ち返りであり、他への依存や執着から離れる方法のひとつではないでしょうか?
お遍路は、ひとりで歩いても「同行二人」。お大師さまの導きをきっと感じられるでしょう!
FOAきらく整体
久米 雄也